中国語上達への道、まずは漢字を忘れよう!
じゃるか中国語アカデミーの李強です。 これから中国語を勉強しよう、または勉強している方に少しでもお役に立てればと思っています。 さて、中国語の上達で避けて通れないのが、発音です。恐らく、どんな言語でも同じではないでしょうか。 個人的な持論ですが、日本人学習者にとって、中国語上達への道に最も大きな障害になっているものは漢字だと思っています。 「え~日本人にとって、漢字は中国語学習の上達に有利に働くのではないのか?」と思った方もいるのではないでしょうか。 そもそも、漢字は音を表しているわけではなく意味を表しています。いわゆる、表意文字です。 漢字を使って、意志を相手に伝えるための媒体は紙と目であります。 口と耳を用いるのであれば、中国語の音を使わなければならないのです。つまり、発音です。 なので、私の教室に初めて来る生徒には最初、しばらく漢字を忘れましょう!とお伝えしています。 さて、中国語の発音はどんなものでしょうか? 表記記号はローマ字を使用していますが、音は決して同じではないです。 「ピンイン」と言います。1950年代に中国大陸で誕生したもので、歴史は意外と短いです。 中国は人口が多く、そして民族も多いです。数え切れないほどの方言もあります。 標準語を普及させるために、この「ピンイン」が誕生したのです。 つまり、話すためのもので、読み書きをするためのものではないのです。 ちなみに、より多くの中国人に読み書きができるため、 漢字を簡略化して、「簡体字」という新しい漢字が後に誕生しました。 つまり、学習者にとって中国語を勉強する目的を明確に定めることが大切だと思います。 読み書きがメインなのか、または会話ができるようになりたいのかをあらかじめ決めることが 重要なのです。 恐らく、話せるようになりたいというのがほとんどの学習者の目的だろうと考えています。 であれば、しばらく漢字を忘れて、発音である「ピンイン」をいかに完璧にマスターすることがもっとも重要ではないでしょうか。 一応先生として長く中国語を勉強されている方に質問:
「ピンイン」には21個の子音があります。さあ、順番で言ってみてください!
続きはまた次回!